肥満の原因とオステオパシーによる肥満治療

 

オステオパシーの創始者、A・T・スティルはその著書

「Research and Practice」において、肥満の治療法も紹介しています。

彼の表現を用いると肥満とは



「生命力の炉において、その燃料が適切に燃焼されていない状態」



ということになります。

では、その原因は?というと体の構造的な問題であると言っています。

彼の著書から、肥満に関する部分の抜粋を紹介します。



「私がこの30年間に検査した肥満の人達においては、まず胸椎の

 1、2番が胸椎の3,4番に対して後上方に傾いている。

 また、下部頸椎が前方に引かれている。

 そして、肩甲骨の下端は脊柱から外側に離れ、上端は脊柱側に

 引かれている。

 鎖骨は後方に位置し、しばしば関節突起(肩甲骨の肩峰部のこと

 だと思います。)の上にのっている。

 この骨の状態は下頚神経節と迷走神経を圧迫する。

 そのため、体が栄養物を消費し、肉体を刷新して健康な状態に維持

 するための肺、心臓、動脈、静脈の正常な働きは望めない。」



ということだそうです。

このあと、著書の中ではスティル流の治療法が続きますが、はっきり言って

現代の常識からすると、かなり乱暴なやり方なのでお勧めできません。

ですから、もしオステオパスの方がこの文章を読んだのでしたら皆さんが

それぞれの方法で施術していただければ良いと思います。

最後にスティルが治療の際に頻繁に使っていた姿位で、現代ではちょっと

使えないな。というものを一つ紹介します。

この姿位は「Knee(膝) Chest(胸) Position」

といい、スティルが腰椎の治療などに頻繁に用いていたものです。




 $白山オステオパシー院長のブログ




写真を見ると解りますが、患者は床に膝をつき、小さなスツールのような

ものに胸をのせて、術者は患者の骨盤付近を膝で挟んでいます。

私も学生時代に、実際にこの姿位を試してみましたが自分の膝で患者の

腰椎などをそれほど力を必要とせずに、自由にコントロールできるので

非常に施術しやすいです。

しかし、さすがに実際の施術ではこの姿位は使いませんね。

現代日本ではセクハラと思われても、文句は言えないかもしれません。

これまでに、いくつものダイエット方法をためして、そのたびに

挫折してきたという方。

ダイエットにオステオパシーを試してみてはいかがでしょう。