痛みとは(2) (2011/11/21)

 

今回は痛みに関しての解剖学的な説明をしていきたいとを思います。

まずは感覚器に関してです。



3、皮膚および皮下組織にみられる感覚受容器

 

 


 

 

皮膚の感覚は触覚、圧覚、温、冷覚、痛覚などがありますが、それぞれに

対応する受容器は以下となっています。


・触覚      マイスネル小体

       メルケル盤

       ルフィニ小体

       毛根神経叢

・圧覚    パチニ小体

・温、冷覚受容器

・痛覚    自由神経終末



4、痛覚の伝導路


・痛覚の伝導路には大きく分けて次の3つがある。

 


(1)外側脊髄視床路

   四肢、体幹、頭部の知覚の伝導路

(2)自律神経系と並行する経路

   内臓痛覚の伝導路

(3)三叉神経系

   顔面および脳硬膜の知覚の伝導路


では上記の伝導路を図を使って説明したいと思います。


(1)外側脊髄視床路

 

    受容器からの入力


        ↓
    
  入った脊髄分節で反対側に交叉

        ↓

        視床

        ↓

    大脳皮質体性感覚野



(2)内臓痛覚の経路

 

 

内臓痛覚は交感神経線維と並行して走行し脊髄に入る。

これは内臓関連痛など、内臓-体性反射、体性-内臓反射

という現象の説明にもなっている。

チャップマン反射点もこの経路が関わっていると考えられる。



(3)三叉神経系(顔面の痛覚)

 

 

 

顔面からの痛覚

        ↓

     三叉神経脊髄路核

        ↓

        視床

        ↓

    大脳皮質体性感覚野


以上が各部の痛覚の経路です。

次回は西洋医学的な疼痛の種類などについて説明していきます。