骨膜リリース (2011/9/23)

 

以前にも書きましたが、歴代の多くのオステオパス達がそれぞれ独自に

研究を重ねた結果、オステオパシーにはさまざまなテクニックが生まれ

ました。

スラスト、筋エネルギーテクニック、ストレイン・カウンターストレイン

筋膜リリース、FPR、頭蓋仙骨療法、内臓マニュピレーションなどなど。

これらのテクニックの多くはおもに、筋肉、筋膜、靭帯などに作用させる

ものです。

わたしは、上記のテクニックの他に自分で見つけた方法をよく使って

います。

それを「骨膜リリース」と自分では呼んでいます。

山田さんは「骨変形療法」と名付けてくれましたが・・・。(内輪ネタ

ですいません。)

最近は全ての方法が、スティルとフルフォードの本をもとにして考えた、

独自のやり方になってしまい、他のオステオパスから何のテクニックを

使っているの?と聞かれても答えられなくなってしまいました。

ちなみに私が参考にしたスティルのテクニックは、スティルの著書である

「Osteopathy Reserarch & Practice」をもとにしているもので、

R・V・バスカークDOのスティルテクニックとは全く別のものです。

 

私はバスカークDOのスティルテクニックは、スティルの著書を読む限り

 

その一部分しか再現できていないと思っています。

(例えば、唯一残っているスティルの治療映像では肩関節を可動域の

 ほぼ全周にわたって動かしていますが、バスカークDOのスティル

 テクニックではあの映像の説明をすることはできません。

 スティルの著書に書いてある、鎖骨や股関節の治療方法でも同様です。)

骨膜に作用させるテクニックは、私が調べた限りでは見つかりませんでした

ので勝手に名前をつけても、まあ問題はないでしょう。

これを見つけたきっかけですが、それは私がヨガでいわゆる座禅の形に足を

組んだときのことです。

あぐらをかくときや、足を組んで座禅の形をとる時に、どちらの足を上に

するかはだいたいの人は、決まっていると思います。

私の場合は、右足が上になるのですが、逆に左足を上にすると右足のすねの

部分が痛くてたまらないのです。

それで、この痛みの原因がどこにあるのかを調べてみました。

その結果、わかったことは左右の足の脛骨(すねの部分の骨のことです。)

の弾力性に違いがあるのです。

それで、また何がこの弾力性の違いを生み出しているのかを調べた結果

どうやら骨膜の硬さの違いだということがわかりました。

要するに私がいつも言っている、沈着物が右脛骨の骨膜により大量に

沈着していたということです。

原因がわかれば、あとはそれを治すのはそれほど難しいことではないので

早速、骨膜を緩めてみると見事に右脛骨の弾力性が戻り、座禅の際に

どちらの足を上にしても、痛むことがなくなりました。

その後、いろいろな部位を調べてみると体中で骨膜が硬くなっている

部分があるのが見つかりました。

特に頭蓋骨、鎖骨、寛骨(骨盤の骨)、肋骨などは、骨膜リリースを

しないと、問題を取り除くことができない場合がよくあります。

オステオパシーのテクニックを使っている皆さん、一度、骨の弾力性を

調べてみて、ぜひ骨膜を緩めるということを試してみてください。

劇的な変化が起こるかもしれません。