「茶のしずく」石鹸によるアレルギーついて(7)

 

今回は「茶のしずく」石鹸によるアレルギー症状、眼瞼浮腫、鼻汁、膨疹に


ついてです。




・眼瞼浮腫(まぶたの腫れ)


 これまでの内容を読んできた方ならだいたいのことはわかると思いますが


 「茶のしずく」石鹸を使って、顔を念入りに洗ったとします。


 すると、当然石鹸は目の周囲にも付着します。


 目の周囲は粘膜でできており、通常の皮膚よりも弱いためにその成分である


 「グルパール19S」の界面活性作用を受けやすく、顔の皮膚の部分よりも


 より多くの「グルパール19S」が皮下に浸透してしまいます。


 その結果、まぶたの皮下に沈着していたタンパク質が大量に溶かされて、


 ゲル化、膨張します。


 さらに、その結果血液、間質液、リンパ液の流れも妨げられて、まぶたが


 腫れてしまうということになります。


 ある程度の時間が経つと、ゲル化、膨張した沈着物も体液の流れによって


 流されてリンパ系に吸収され、腫れも収まります。


 調べてはいませんが、極端にまぶたの部分の体液循環がよくない人は、


 この溶かし出されて間質に澱んだ物質の発酵現象により、発熱を起こした


 ケースも中にはあるかもしれません。




・鼻汁(びじゅう、はなみず)


 これも顔の皮膚、粘膜から皮下に浸透した「グルパール19S」により


 間質に溶かし出された沈着物の影響により



   1、間質に大量のタンパク質、ペプチドなどが澱む。


   2、間質のタンパク質などを、リンパ系が処理しきれずに

     間質の液圧が上昇する。


   3、その結果、行き場を失ったタンパク質などを含んだ間質液が

     一番体外に出やすい鼻腔内の粘膜部分から、体外へと逆流
   
     してしまう。この際、細胞間のタイト結合部分から逆流する

     のか、この時も細胞膜を界面活性作用で破壊して体外に出て

     来るのかは、今のところわかりません。


・膨疹(ぼうしん)


 膨疹とは激しいかゆみを伴って、皮膚が赤くなって蚊に刺されたように


 盛り上がってくる症状だそうです。


 一般的なアレルギーの説明では、ヒスタミンなどの化学伝達物質により


 説明しています。


 では私なりに説明するとどうなるかですが、痒みに関してはすでに


 説明したのでよいと思います。


 皮膚が赤くなるという症状ですが、これも以前に「炎症とは(仮説)」


 で書いたように、リンパ系がブロックされているにも関わらず患部


 には、心臓の働きにより常に動脈血が送り込まれるために、赤くなり


 腫脹するということになります。


 実際に私は、足首を捻挫してから数時間しか経っていない方の治療を


 したことがありますが、炎症の5大徴候(疼痛、発赤、腫脹、発熱、


 機能障害)すべてがありました。


 しかし、これまで説明したような考えのもとに治療をおこない、


 治療が終わるころにはそれらの症状は、ほぼ収まりました。


 この時私は、やはり炎症は化学伝達物質によるものではないなと、


 あらためて思いました。


 一応整形外科などで、レントゲンを撮るように言って帰しましたが、


 1週間後に来た際に聞いたところ、翌朝には普通に歩くことができた


 ので、病院にも行かなかったということでした。


 私も触診で骨の状態を検査しましたが、問題はありませんでした。

 
 「茶のしずく」の症状に戻ります。
 

 皮膚の盛り上がりに関しては、上記に書いたような間質液のうっ滞に

 
 よるものと、蚊に刺された時のように分解してゲル化、膨張した


 沈着物によるものの両方の作用が考えられると思います。


 次回は、小麦製品摂取後に出る症状についてです。