おねしょの原因とオステオパシーによる治療

 

スティルは、その著書「Research and Practice」において、おねしょの

原因とその治療法についても、書いています。

では、その抜粋です。




「子供がおねしょをしてしまう場合には、明らかに腹腔神経叢から膀胱への

 神経に圧迫が生じている。

 検査をすると坐骨間は、非常に狭くなっている。

 坐骨間を拡げてあげることで、尿道と膀胱の神経への刺激を取り除く

 ことができる。

 やさしい力で寛骨と仙骨を、さらに全ての胸椎と腰椎の位置も調整

 しなさい。

 また、やさしく恥骨の前上方で膀胱あるいは子宮を少し持ち上げなさい。

 これで尿は膀胱へと流れることができる。

 これらにより、おねしょの原因となる腹部での膀胱への刺激を取り除く

 ことができる。

 私は、この方法をあらゆる年齢の患者に用いて、良い結果を得てきた。」




これが、スティルの説明によるおねしょの原因と治療法です。

原因は体の構造的な問題だということです。

そのために、小児喘息の場合と同じように子供が成長するにしたがって

自然とおねしょをしなくなるのではないでしょうか。

ですから、お母さん方におねがいです。

どうか、おねしょをした子供を叱らないであげてください。