りんごダイエット

 

もう10年前くらいになるでしょうか?

日本でも、りんごダイエットが流行ったことがありました。

まあ日本でダイエットというと当然のことながら、痩せる方法という

理由ですが。

この「りんごダイエット」、もともとは私のブログによく出てくる

エドガー・ケイシーのリーディングで指示された体内の浄化法なのです。

つまりここで言う「ダイエット」という言葉は食事療法という意味です。

ではケイシーが病気の人に指示したリーディングをひとつ紹介したいと

思います。

これは高血圧と肥満に悩む55歳の女性へのリーディングです。


No,780-12


まずアップル・ダイエットで生体を浄化します。

3日間紅玉リンゴだけを食べ続けるのです。

紅玉は普通、デリシャスよりも北方に育ちますが種類は一緒です。

コーヒーは好きなだけ飲んで構いませんが、ミルクやクリームを

入れてはいけません。

特にリンゴを食べているときにそうしないでください。

三日目の夜と次の朝に大さじ2杯のオリーブオイルを飲んでください。



りんごの種類は紅玉と書かれていますが、これでなければダメだという

ことではなく、こちらの方がより良いということです。

ですから日本なら、ふじでもなんでも良いと思いますが、調べてみると

ジョナゴールドが紅玉系の品種のようです。

一応、リンゴダイエットに関する私なりの考えを書きたいと思います。

以前にも少し書きましたが、これは腸の洗浄とカリウムなどのミネラルの

供給を同時に行っていると考えています。

腸(とくに小腸)には絨毛という微細なひだひだが無数にあり、これらを

引き伸ばすとテニスコート一面分になると言われています。

例えば、精白されたパンなどをいつも食べていると、このひだひだにカスが

詰まっていくのです。

そうなると食べたものからの栄養吸収は阻害されますし、微絨毛のあいだに

詰まったカスは腐敗して毒素を発生させ、腸がこの毒素を吸収して

しまいます。

リンゴは非常に食物繊維(セルロース、ペクチンなど)が豊富で、この

食物繊維は体内ではほとんど分解されないため、このひだに詰まったカスを

掃除してくれると考えられます。

また、以前にも書いたようにカリウムなども豊富なのでダイエット中に

足りなくなるミネラルの補給もできます。

最後にオリーブオイルを飲むのは、以前「体内浄化法-不飽和脂肪酸」

の回の時に書いたような作用があるのではないかと思っています。

このリンゴダイエットに使用するリンゴですが、本来は農薬を使用せず

化学肥料も使わない有機栽培されたものがよいのですが、現在の日本

では入手することが難しいので、一般に売られているリンゴを

良く洗って食べれば問題はないと思います。

あとケイシーは普段リンゴを食べる際、リンゴと他の食べ物を一緒に

食べないように言っています。

ですから、食後のデザートにリンゴというのはケイシー的にはNGです。

またリンゴは生よりも焼きリンゴの方が良いと言っています。

その理由はリーディングにおいて以下のように述べられています。



No,325-14   54歳   女性


「リンゴは、体内に「苦み」を作り出す「酸」を生み出す。

 これはリンゴの特性によって過剰な負担をしいられる脾臓からの

 分泌物によって、十二指腸の逆流作用が引き起こされた結果として

 起こる」


ということで、ケイシー流に言うとリンゴを食べる時は焼きリンゴに

するか、リンゴダイエットを行なうのが一番良いということのようです。

まあ、私は普段も生でバクバク食べていますが。

(一応、食事時には食べないようにはしています。)